子宮頸がんの予防ワクチンの接種について
2010年2月1日より子宮頸がん予防ワクチンの予防接種を開始しております。
当院では平成23年9月15日以降の初回接種の方につきましては4価HPVワクチン(ガーダシル)を接種しております。なお接種開始以後ワクチンの変更はできませんのでご注意ください。
予防することにより子宮頸がんの発生を抑えようとワクチンが開発され、現在は世界100か国以上で予防接種が行われています。日本でも2009年10月に、ヒトパピローマウイルス感染予防ワクチンが厚生労働省に承認されました。
当院では、この予防ワクチンの接種を行っております。ワクチンの接種により、発がん原因の60~80%を占めるタイプのウイルスを、ほぼ100%完成予防します。このワクチンだけですべての子宮頸がんを予防することはできませんが、検診と併用することにより、子宮頸がんを未然に防ぐことができます。
なお、このワクチンはウイルス感染予防ワクチンですので、既に子宮頸がんを発生している方への治療効果は期待できません。
- 接種対象者
- サーバリックス:10歳以上の女児、および55歳までの成人女性
ガーダシル:9歳以上の女性
(現在妊娠中の方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は除外となります。) - 2種類のワクチン
- (平成23年9月15日以降より初回接種される方はガーダシルとなります。すでにサーバリックスを接種されている方は引き続き同じワクチンを使用します)
サーバリックス ガーダシル 16型,18型(主に子宮頸がんの原因) 16型,18型(主に子宮頸がんの原因)
6型,11型(主に尖圭コンジローマの原因)0.5mlを筋肉内に注射する 初回から1ヵ月後、6ヵ月後の計3回 初回から2ヵ月後、6ヵ月後の計3回 一回につき¥15,750(税込) - 予約時の注意事項
- ・ 未成年の方は保護者の同意が必要です。
・ 56歳以上で接種希望の方はご相談ください。
・ 20歳以上で、2年以上婦人科で子宮頸がん検診を受けていない方は、検診を受けて予防ワクチンを接種することをおすすめいたします。
・ 予防接種は体調によいときにうけるのが原則です。
子宮頸がんの予防ワクチンの説明は
子宮頸がん情報サイト-GSK
子宮頸がん予防情報サイト
または院内閲覧用の冊子をご覧下さい。
- 『子宮頸がん予防ワクチン』助成制度のお知らせ
- 横浜市では、横浜市民で下記の対象年齢に該当する方は予防ワクチンを無料で接種できます。
(2012.3.16現在)平成24年度も助成制度を継続する予定です。
平成25年度以降の制度につきましては現在未定となっております。
平成24年9月末までに初回接種を済ませていただきますと、最終接種の3回目(平成25年3月末)まで助成制度を受ける事が可能となります。
- 実施期間
- 平成24年4月1日から平成25年3月31日まで
- 接種対象者
- *平成24年度 中学1年生~高校3年生 (平成6年4月2日~平成12年4月1日生まれ)
- *横浜市在住の女子
- 接種時の注意
- 平成24年度新中学1年生の接種は平成24年4月1日からとなります。
平成24年3月31日までは助成制度の非対象者となりますのでご注意下さい。 - お持ちいただくもの
- *母子健康手帳
- *横浜市民であることを確認するもの(いずれか)
本人・保護者の健康保険証、運転免許証、学生証等 - なお、2回目又は3回目の接種を希望される方は接種状況確認のために前回接種時の予診票(控え)等を提示してください。
当院でも子宮頸がん予防ワクチンを行っております。
詳しくはお電話でお問合せください。